勝負 de 縦書き

記念ついでに学校休んでデトしないか
明日は記念すべき恋人としての始まりだ ゃなくて あの別に俺たちまだ付き合ってるとかじ でデトしていいよ真面目にやってるご褒美 明日はクの誕生日なんでしょ
部活休ん
して認識されているはずすべて計画通りに 一緒のお弁当を食べる事で着実に恋人同士と 外堀とか問題行動とか一体どういう事だ
とやかく言わないけどね 調に伸びてるから問題行動を起こさない限り  二人は真面目に練習してるしタイムも順 から埋めていますのでもう少しかと思います 残念ながらまだですですが着実に外堀  部長の発言に俺は硬直する たちの学年にまで噂流れてるくらいだし あれ
だって付き合ってるんでしょ
くとかないですから
いや別に俺たちは仲いいとかいちゃつ ちゃつくの禁止ね 仲いいのはわかったから人前でい
 そう言うとクは更に抱き付いてくる て貰うだけだ 今から次の勝負までの間私の望みを叶え いきなり何する
 軽くパニックに陥る俺とどよめくギャラ その勢いのまま抱きついてキスしてくる  軽く頷いた俺の肩に手をかけて姿勢を直す いいのか
そんなので
を見上げてくる  クは驚いたような表情を浮かべこちら に決めた敗者は素直に命令に従えよ 今回の勝者特権はの望みを叶えたい えているクに話しかける  100m走り切り膝に手をついて息を整
 今回も勝つのは俺だ を入れ直す  クとともにスタトラインに並び気合 確かに手を抜くのはクに失礼だ  ギャラリが好き勝手な事を言ってくるが 勝ち分をそのままクに返しなさいよ 勝負事で手を抜くようだったら今までの 昼にも言ったとおり手を抜かないで貰おう 数人残っていてくれる審判はいつもの部長だ  俺たちの他にいつものギャラリ兼審判が  部活後の勝負の時間になった
そんな事を考えて過ごした  午後の授業の間も部活の練習の間も 誕生日くらい何かしてあげたい気持ちもある  そうは言われてもクには感謝してるし こちらを伺ってくる  そう言うといつも以上に厳しい目付きで 勝負の手は抜かないようにな そう言ってもらえると私も嬉しいだが からな のおかげで少しは小遣いに余裕がある キミからプレゼントを貰えるのは嬉しいな してもらってるお礼にプレゼント用意するよ そうなのかおめでとういつも弁当を用意 ところで明日は私の誕生日なのだが はいつもの冷静な口調で切り出してきた  昼食も終わり食後のお茶を飲んでいると
ない  クそれはある意味禁句だ俺には言え 手作り弁当を用意してくれるかもしれない そうだな彼女でも作ってみたらどうかな
 そう言って俺は料理をつまむ いヤツには食わせん これは勝者の特権だ勝負にも参加してな との食事を邪魔するヤツを払うのは俺の役目だ  俺は横から伸びてきた手を叩き落とす した感謝している キミのためにお弁当を用意することで上達 これなら毎食でも飽きないだろうな では朝夕の食事も私が作っているくらいだ
々キミの嗜好がわかってきたからな
の頃とは大違いだ また一段と料理が上手くなってるな最初 今日のお弁当の出来はどうかな

度胸が付いてきた俺はそれに従う事にした  クのように冷静とまではいかないが でどおり重箱で構わないかな
どちらも払うと言って譲らないなら今ま いと言い返され話は平行線を辿っていた 俺が払うと言ったが勝者が出すのはおかし  これ以上クに負担をかけるのも悪いので 沈静化していた 半分呆れ果てたのか嫉妬に燃えるヤツ以外は  その頃には俺も冷やかしに慣れ周囲も とかなりそうだからお弁当箱を用意するよ 今まですまなかった今月はお小遣いも何 重箱弁当は続いてきた にもいかないし周囲に冷やかされながらも とのことでかといってクに買わせるわけ  話を聞くと他に使えそうな弁当箱がない
ながら自棄になって食べるしかなかった りから伸びてくる男どもの手から重箱を守り  そう言うとクは黙
々と食べ始め俺は周
らば他の誰かと食べるしかないかな 私と一緒では食べられないのか
それな
周囲の冷やかしと嫉妬の声に俺は悩まされた るためにそれぞれが別れて食べる事も出来ず  二人で食べることを前提に詰め込まれてい 弁当を詰め込む重箱だ  ただ初日からいきなり問題になったのが
何とか凌いでいる  油断は出来ないものの今まで全戦全勝で ちは二つ返事で約束を交わした  そう言われると確かに利点だらけだ俺た ばかりで拒否する理由もないと思うが では明日も勝負しないか
お互い利点
ば腕の振るい甲斐があるそうだ えるも料理を食べてくれる相手がいれ 入るし昼食代が浮けば小遣いの使い道も増  毎日部活後に行う勝負のために練習に身も  少し悩んだがそれは魅力的な提案だった 私がお弁当を用意するというのはどうかな
ると言われてしまってなキミさえ良ければ 料理の一つも出来なければ女として問題があ そういえばキミは学食を使っていたな るクより少しだけ分がある ない俺でも女子の中では抜群に速いといえ  さほど速いとは言えない記録しか持ってい 好きな事を命令できるというのはどうだ
100m走をして勝者は敗者に一つだけ が持ちかけてきた提案  同じ陸上競技のスプリンタとして  事の始まりは数ヶ月前に遡る
せるようになっていた 数ヶ月が経ち俺は周囲の嫉妬の声を聞き流  クに弁当を用意してもらうようになって にも分けてくれ以下略 なんでこんなヤツにさん べるのなら丁度いい量だ  一人で食べるには大きすぎるが二人で食  目の前に置かれた二段重ねの重箱 おうこの時間を待ち焦がれていたぜ 分に味わってくれ 待たせたな今日もたくさん用意した は最短距離でこちらに進んでくる  昼食を求める者たちでざわめく教室を から出て行く  四時間目終業の鐘が鳴り響き先生が教室


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7月のランキングで9位に入れました。
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今後も稚拙ながら楽しめる作品を書いていきますので、宜しくお願い致します。



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2006-07-09作成 2006-07-31更新
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