星団鉄道 素クールナイン de 縦書き

ために旅する女 私はクデレ永遠の誓いを手に入れる  旅はまだまだ続くのだ  私は哲朗とともに食堂車へ向かう 食べ損なってお腹すいちゃったよ デレビフテキを食べよう
メン
私の腕を取る  車窓から属性を見守る哲朗立ち上がると 主人公属性を持つ男が現れるのよ にしがみ付くのを辞めた男達から新たなる それに心配する必要はないわ哲朗あんパン を聞き入れることはできない 仕方ないわ旅を続けるには彼女達の願い  ポツリと言葉を紡ぐ哲朗 あの人達なんか可哀相だったね
 その言葉を聞いて力なく膝をつく素直ク 探求の旅を続ける女 私はクデレ過去の幻影手法を模索 を開いた  後からかけられる声に振り向くと私は口 待ってくれ君は一体 るホムに着く  改札を飛び越え素クルナインの停車す を撃ち出して駅に飛び込む  その台詞に緊張が緩んだ一瞬の隙を突き
そう
名前なんて関係ないわ
ぶ者などいない デレ
今時この属性をクデレと呼
つ口を開く  屋台にいた素直クルが間合いを取りつ だというのに  素直クル達に囲まれ絶体絶命のピンチ から抜け出せないのに優しい男ね  命の危険はないものの捕まればこの属性 てあるから気絶するだけよ 安心しなさい哲朗最弱にセットし 殺したのっ
デレ
だけはある殆ど当たらない  しかし流石は基本性能の高い者達が多い 素直クル達を打ち倒す  間髪入れずに指輪に仕込んだレ  そんな気は毛頭ない そこの女その男を渡したまえ 別の素直クル達が正面に立ちふさがる  もう少しで駅に辿り着くというところまで来
こえてくるよう  主人公属性を持たぬ悲しき者達の怨嗟が聞  パン屋に群がる人
れるレが周囲を色めき立たせる  背中に迫る気配と威嚇のために撃ち出さ て駅に駆け出す  素早く荷物を手にすると哲朗の手を引い さぁっ素クルナインに戻るわよ哲朗
していた哲朗の手から箸が落ちる  お決まりの台詞にメンを食べようと 好きだ結婚してくれ に必ず訪れるあの溜めだわ  あぁ来るこの沈黙は爆弾発言の前  屋台に嫌な沈黙が流れる
待たせたなメン2丁出来上がった 食べられるんだよ ちょっと待ってよもう少しでラメンが 哲朗時間がないわ行くわよ ルそのものだわ  早い展開が早すぎるこの雰囲気は素直  その隣の席に座り正面を向く のを待っている哲朗  帽子を傍らに置きメンが出来上がる そういうと思って二つ注文しておいたよ 哲朗私の分も注文してくれたのかしら
走るのをやめ歩いて屋台を目指す  先の展開が読めた私は体力を温存すべく 雰囲気でテブルにしがみ付いている 椅子に座り割り箸を手に踊りだしそうな  ラメンを注文したらしい哲朗は屋台の
ン以外では脱げない  でもこれは私のアイデンティティお色気 着ているのが嫌になる  こんな時は走るのに邪魔なロングコトを  私が止めるのも聞かず走り出す哲朗 待ちなさい哲朗っ 行ってるよ
メンの屋台だ
デレ先に
私はクデレ苦労が絶えない女 ろう  今回も一悶着起きるのは避けられないのだ を探して左右を伺っている  警戒心など微塵もない哲朗はメン屋
素直クルが目を光らせてるかわからない  ここで目立つ訳にはいかないわどこに 被らせる  そう言って広いつばのある帽子を目深に までは我慢しなさい 哲朗例えラメンが食べたくてもホテル れは食べるためじゃない男に使うため あんパンはこの属性の特産品よでも メンはないのかなぁ デレあんパンばかりだね 一面に広がるあんパンの文字  駅を出るとパン屋が軒を連ねていた視界  なんて不経済なのかしら は私たち一組だけ  しかし降りる人も乗る人もいない乗客 が停車する  属性素直クルの停車駅に素クルナイン
 哲朗貴方はまだ理解していないのね いけどなぁ そこまで愛してもらえるなら悪い気はしな 放される事はないわ 彼女たちに見初められた男性は死ぬまで解 どうしてだいデレ
決して顔を見せたり優しくしては駄目よ 哲朗素直クルの女には気を付けなさい けれど  これは私もよく知っている属性であるのだ に忍ばせている私に答えられないものはない  どんな属性だろうと属性の歩き方を鞄  哲朗はいつもの口調で私に説明を求めてくる 属性素直ク
の際は乗り遅れにご注意下さい 一日にあたる二十四時間になりますお降り 属性素直ク停車時間は惑星時間の 次の停車駅は属性素直ク アが開き車掌さんが現れた  食事も終わりを迎える頃連結部にあるド
ばかり食べたがるのは問題だわ  ビフテキだろうとラメンだろうとそれ 池というのではないかしら  またラメンなのね貴方の苗字は小  夢見るような目付きで語る哲朗 たラメンは最高だったな 美味しいよデレでもこの間食べ しまう  答えはわかってるのだけれどつい聞いて てみる  目の前のビフテキを頬張る哲朗に問いかけ どう哲朗美味しいかしら

食べさせないとね  取り敢えず黙らせるためにもビフテキを 仕方ないってことはないと思うよ だから仕方がないの フフごめんなさい哲朗私は素直 デレ変な独白入れるのはやめようよ つ女 私はクデレ食事について不満を持
 たまには別の料理も味わってみたい と思ってる鉄道会社こそ問題なのだけれど  尤もビフテキを出しておけば乗客が喜ぶ てしまうわ  チプな食事の方がいいだなんて吐息が出  普段からビフテキを食べさせすぎたようね  特にラメンを与えると涙を流して喜ぶ が最適  この少年を黙らせるには食べ物を与えるの
食堂車へ向かう  まだ何か言いたげな哲朗を立ち上がらせる デレって人の話を聞かないよね 食堂車に行きましょう フフ哲朗は食いしん坊ねいいわ 芸人と間違われそうだよ その漢字を当てるのやめてくれないかなぁ いいわ フフ哲朗はそんなこと気にしなくて
 なぜならば私はクルだから てくるが私は気にしない  少年は眉間にしわを寄せて軽く不満を訴え もリアクション取れないよ デレ突然そんなこと言い出されて すために三点リを多用する女 私はクデレアンニュイさを醸し出
寸足らずな少年と宇宙を旅している  私はある目的のために目の前の席に座る  車窓から覗く銀河の星
々に視線を彷徨わせる

 その名は星団鉄道 素クルナイン 亜光速で走り抜ける列車型星間連絡船  その通路を見た目はゆっくりでも フィドの通路  果てしなき宇宙に張り巡らされたエネルギ



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2006-07-09作成
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